中高生と“いのちの不思議”を考える─生命科学DOKIDOKI研究室

「サイエンスカフェ2014」レポート 再生医療や人工臓器など 生命科学研究の最前線に興味津々!

[2日目]白衣に着替えて“研究者の卵”に

2日目は東京・新宿区河田町にあるTWIns(東京女子医科大学・早稲田大学連携先端生命医科学研究教育施設)へ。TWInsとは東京女子医科大学のTと、早稲田大学のW、「施設」を意味するInstitutionをつなげた名前で、両大学が連携して再生医療、ロボット手術、人工臓器開発をはじめとする数々の先端研究・複合研究に取り組む医工連携の施設だ。
ガイダンスのあと、まずは50分かけてTWIns館内を見学。ここからは全員、白衣に着替えて“研究者の卵”の気分。

施設見学は“発見”の連続

3班に分かれて、地下から3階までの各施設を回った。主な施設を紹介しよう。

細胞シート技術を用いて細胞から組織・臓器を作製する実験室や、細胞シートの材料をはじめとする、特殊な高分子の合成や新しい領域の医療材料に使われるバイオマテリアルの探索を行っている「合成室」を見学。患者さんの細胞を培養するCPC(Cell Processing Center、細胞加工処理施設)は外から覗いた。ここは医薬品の製造と品質管理に関する国際基準であるGMPに準拠した環境が求められるのだ。

早稲田大発ベンチャー企業によって開発された冠動脈バイパス手術の訓練装置「BEAT」、血管吻合スキルの評価もできるんだそうだ。続いて訪れた楽器演奏ロボットのある部屋は防音になっていてロボットが演奏するメカニズムを工学的に探っていくことができる。(演奏を聴けなかったのは残念!)

「組織学実験室」では、染色された各組織の切片を間近で観察した。「分析室」では生命系科学研究に欠かせない最先端の解析機器が装備されており、互いにシェアし、無駄をなくしているという説明にみんな納得。最先端の3Dプリンタも大いに関心を集めていた。

生徒たちが特に興味深そうにしていたのが、TWIns2階にある早稲田大学生命医科学科の広々とした「オープンラボ」だ。ここでは10の研究室の教員や学生が集い、学際的な研究を進めている。壁はなく隣でどんな研究をやっているかを目にすることができるのでコミュニケーションが深まるわけだ。大学に入ってからの姿をちょっとはイメージできたかな。

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