中高生と“いのちの不思議”を考える─生命科学DOKIDOKI研究室

生命科学なんでも質問箱 生命科学のみんなの疑問に答えるコーナーだよ!

  • 酸化についての質問があります。
    ・人間や食べ物はなぜ酸化するのですか?
    ・酸化した食べ物は食べない方がいいのですか?
    ・どのように抗酸化物質は酸化を防ぐのですか?
    ・なぜ味噌は優れた抗酸化能力を持っているのですか?
    ・味噌などを使用することで果物などの酸化を防ぐことなどは可能ですか?

人間や食べ物はなぜ酸化するのか?

人は空気を吸い、酸素を取り入れて生きています。酸素は栄養素と結びついてエネルギーや体の維持を図っています。 しかし、すべての酸素が使われるのではなく、余った酸素は活性酸素の形となり、細胞に対していろいろ悪さをします。 また、食物もその成分と酸素が結合して変質し、風味や味が落ちします。特に脂分が酸化し過酸化脂質となります。

酸化した食べ物は食べない方がいいのか?

食品が酸化すると過酸化脂質が増えます。生体内に過酸化脂質が増えると血管、体細胞などの老化を促進します。

どのように抗酸化物質は酸化を防ぐのか?

抗酸化作用(物質)とは、活性酸素から体を守る作用(物質)のことで、本来私たちの体はこの活性酸素を抑える力(抗酸化力)を持っています。す。 しかしながら、20歳前後を境にして人は老化が始まり、次第に抗酸化力が弱くなります。少しでもこの酸化を抑えるため、抗酸化力のある食品を摂取します。

なぜ味噌は優れた抗酸化能力を持っているのか、
味噌などを使用することで果物などの酸化を防ぐことなどは可能か?

味噌には特にメラノイジンという成分が多く含まれ、これが強い抗酸化作用を持っています。肌の老化にかかわる活性酸素を減らします。 また、その他に抗酸化作用を有する、ビタミンE、サポニン、イソフラボン等も含まれており、これらが総合的に作用して酸化を抑えます。 味噌が食品の酸化や栄養成分喪失を抑えることはあります。例えば、イワシの味噌漬けはイワシ油の酸化を抑えます。 果物の酸化を抑えることも考えられますが、口に入る食品として味、風味等で成立するかはわからないとところです。

(update:2016.5.26)

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